ご注意

本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。Hewlett Packard Enterprise製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。

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USB Key Utilityの使用

USB Key Utilityは、Intelligent ProvisioningまたはSPPの内容、およびその他のCDまたはDVDイメージをUSBフラッシュドライブにコピーするWindowsアプリケーションです。USBフラッシュドライブにデータをコピーした後、Intelligent ProvisioningまたはSPPを、CDまたはDVDからではなく、USBフラッシュドライブから実行できるようになります。このプロセスは、ヘッドレスサーバーを操作する場合に役立ちます。また、Webから取得したイメージの内容を必要に応じてカスタマイズできるため、内容の保存、移動、および使用が簡単になります。

ユーティリティをインストールすると、スタートメニューのシステムツールにショートカットが追加されます。

機能

USB Key Utilityは以下をサポートします。

  • 1 GBより大きなISOファイル。

  • USBフラッシュドライブのクイックフォーマット機能。

  • 最大32 GBまでのUSBフラッシュドライブ。32 GBより大きなUSBフラッシュドライブはユーティリティに表示されません。

前提条件

USBフラッシュドライブにアプリケーションをインストールするには、サポートされるソースCD、DVD、またはISOと、それらソースの内容を保存できるだけの空きスペースを備えたUSBフラッシュドライブを用意する必要があります。USB Key Utilityでは、メディアまたはISOイメージよりも大きいストレージ容量(2 GB以上)を備えるUSB 2.0フラッシュドライブが必要です。

注記:

バージョン2.0以降のUSB Key Utilityは、32ビットオペレーティングシステムをサポートしません。

AutoRunファイル

AutoRunファイルはユーティリティから自動的に開始しません。AutoRunファイルを起動するには、USBキー上の該当するCDまたはDVDフォルダーで、autorun.exeファイルをダブルクリックします。

起動可能なUSBキーの作成

ユーティリティをインストールすると、スタートメニューのUSB Key Utilityプログラムグループにショートカットが追加されます。

手順

  1. USB Key UtilityフォルダーのUSB Key Utilityショートカットをダブルクリックします。
  2. アプリケーションの指示に従い、以下の各ステップを実行します。
    1. スプラッシュ画面で次へをクリックします。
    2. エンドユーザー使用許諾契約書を確認したら、同意するを選択し次へをクリックします。
    3. CD/DVDから起動可能なUSBキーを作成を選択し、次へをクリックします。
      注記:

      SUM 6.2.0、SPP 2014.02.0、またはIntelligent Provisioning 1.60以降で起動可能なUSBキーにさらにCD/DVDを追加オプションを選択しないでください。これらの製品は、単一デバイスでのマルチブート環境をサポートしなくなりました。

    4. 空いているUSBポートに、USBフラッシュドライブを挿入します。メディアをオプティカルドライブに挿入するか、ISOイメージをマウントして、次へをクリックします。
    5. ソースのドライブ文字およびターゲットUSBフラッシュドライブのドライブ文字を選択し、次へをクリックします。
      ヒント: 使用するドライブキーが見つからない場合は、ターゲット再スキャンをクリックするか、新しいドライブキーを挿入してください。
      注意:

      ターゲットUSBキー上のすべてのデータが削除されます。

    6. 警告メッセージの画面で次へをクリックします。

      USBフラッシュドライブがフォーマットされ、ソースの内容がUSBフラッシュドライブにコピーされます。

    7. README.TXTファイルを表示するには、完了をクリックします。
      注記:

      表示するREADME.TXTファイルがISOに含まれている場合にのみファイルが表示されます。

起動可能なUSBキーにコンテンツを追加

USBフラッシュドライブに十分な空きスペースがあり、UEFIブートローダー(これは、セキュリティ上の理由で複数のイメージをサポートしません)で機能する内容をロードしていない場合、USB Key Utilityは、単一のUSBフラッシュドライブ上で複数のイメージをサポートします。

注記:

SUM 6.2.0、SPP 2014.02.0、またはIntelligent Provisioning 1.60以降は、単一のデバイスでのマルチブート環境をサポートしなくなりました。SUM、SPP、およびIntelligent Provisioningには、UEFIブートローダーで動作するために署名された部分が含まれています。この変更により、USBキーなどの単一のデバイス上でのマルチブート設定ができなくなりました。

手順

  1. 起動可能なUSBキーを作成する手順に従います。
  2. USB Key UtilityフォルダーのUSB Key Utilityショートカットをダブルクリックします。
  3. アプリケーションの指示に従い、以下の各ステップを実行します。
    1. スプラッシュ画面で、次へ をクリックします。
    2. 同意 を選択し、エンドユーザー使用許諾契約書を読んだ後 次へ をクリックしてください。
    3. 追加のCDまたはDVDを起動可能なUSBキーを選択し、次へ をクリックしてください。
    4. 利用可能なUSBポートにUSBフラッシュドライブを挿入します。オプティカルドライブにメディアを挿入するか、ISOイメージをマウントして、次へ をクリックします。
    5. ソースのドライブ文字を選択し、ターゲットのUSBフラッシュドライブのドライブ文字を選択し、次へ をクリックします。
    6. 情報画面で 次へ をクリックします。

      ソース内容がUSBフラッシュドライブにコピーされます。

    7. README.TXTファイルを表示するには、完了をクリックします。
      注記:

      表示するREADME.TXTファイルがISOに含まれている場合にのみファイルが表示されます。

  4. 各ソースのメディアまたはイメージに対してステップ2~3を繰り返し、USBキーに転送します。